4日(日本時間5日1時)、国際オリンピック委員会(IOC)理事会が2016年夏季五輪招致の1次選考を行い、東京、シカゴ(アメリカ)、マドリード(スペイン)、リオデジャネイロ(ブラジル)の計4都市を、正式に立候補都市と認めると発表。これで東京五輪開催が1歩現実のものとなった。なお、招致を表明していた7都市のうち、ドーハ(カタール)、プラハ(チェコ)、バクー(アゼルバイジャン)の3都市は落選した。
1次選考は、今年1月に各都市がIOCに提出した、五輪の開催計画、財政、交通や宿泊など25項目に及ぶ申請ファイルをもとに、各都市を五輪開催能力面のみから評価。今後は、来年2月12日までに詳細な開催計画を書き込んだ立候補ファイルを提出。その後IOC評価委による各都市訪問などを経て、来年10月2日、IOC総会(コペンハーゲン)での最終投票となる。
2016東京オリンピックの概要は以下となる。
東京オリンピック大会期間
2016年7月29日から8月14日までの17日間 パラリンピックは五輪閉会から約10日後の12日間。
東京オリンピックコンセプト及び概要
(1)世界一コンパクトな大会。
東京しか持ち得ない集中と集積のメリットを最大限に活用した世界一コンパクトで高密度な大会。都心の半径10キロメートル以内に28競技中26競技を配置。
選手村と各競技施設を20分以内で結ぶ。
・メインスタジアム 中央区晴海地区
・オリンピック選手村 江東区有明北埋立地
・メディアセンター 築地市場移転後の跡地
(2)先端技術を駆使した大会
ユビキタスやロボットなど日本が誇る科学技術の粋を披瀝する大会を実現。IT技術等の専門家の知恵を結集し、活用策を検討。
安全対策、テロ対策 等。
(3)環境を最優先した大会
これまでのどのオリンピックよりも環境負荷を徹底して抑制した大会を実現。「東京オリンピック環境ガイドライン」の策定。
カーボン・マイナスオリンピック。
再生可能エネルギーの活用。
最新鋭の環境対応車。
海の森や水辺空間の創出など、「みどりと水の都市」の復活 等。
(4)もてなしの精神に溢れ、日本文化を堪能する大会。
日本人ならではのホスピタリティや江戸で培われた他人を思いやる伝統を発揮し、来訪者を温かくもてなす。世界最高水準の快適性を確保した選手村。
食文化、味覚の面でも最高の満足の提供。
(5)オリンピック運動を大きく前進させ、有形無形の財産を次世代に継承する大会。
オリンピック精神を都市の発展にもスポーツの振興にも浸透させ、次の世代に確実に継承スポーツODA創設の促進。
国立スポーツ科学センターやナショナル・トレーニングセンター等との連携。
メインスタジアムをアジアのスポーツ拠点として活用を検討。
子どもとスポーツの関係の再構築 等。
東京大会の特徴
新たな用地取得は一切行わない。
東京に集積する既存の競技施設等の活用を基本。
新設する主要施設を対象に、国際コンペ方式の導入を検討。
パラリンピックはオリンピックと理念を共有し、施設、用具は原則共有化 等。
財政運営の特徴
招致活動や気運の盛り上げは、民間主体の法人が民間資金を中心に実施。
基金を活用した年度間の負担の平準化。
PFIなどの手法の積極的な導入。
税金を投入しない大会運営。
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