日本代表が合宿でスピード社製水着を試着した後の今月1日以降9日までに、3社が別々に素材の提供を求めたという。3社は日本水連が改良の期限と定めた30日までに、この素材を使用した試作品も含めて改良に取り組む。
競泳界では無名の同社だが、トライアスロンやオープンウオーター(遠泳)の世界では知られた名前だ。6年前から世界のメーカーの依頼を受け、アウトドア用の水着素材開発を続けている。
山本富造社長によるとこの新素材は、同社が開発した新素材「バイオラバースイム」で繊維の上に、特殊なラバーを重ねることで、摩擦抵抗を劇的に小さくすることに成功し、摩擦係数は人間の皮膚が2に対し、この新素材は0.021だそうだ。
スピード社製は撥水(はっすい)性の高さで有名だが、同社の素材も水が全く浸透しないため、水中でも重さが変わらないという。
山本社長は、「(我々の素材が)絶対的に英国製より優れていると確信している。 ぜひオリンピックの選手にこの素材の水着を着てもらいたい」と語っている。
現在ニュージーランドのブルーセブンティー社がこの素材を使った水着で国際水連(FINA)の認可も受けた。デサントの担当者は「あらゆる可能性を探る中での1つの素材」と説明し、アシックスの担当者は「商品化も検討している」と述べたという。
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