この「カジキ水着」は時速100キロ以上で泳ぐ最速魚カジキの体表面を研究して制作された。生地には従来の水をはじく技術と同時に、世界初のジェル加工が施され、水を染み込んでなじませる正反対の要素も盛り込んだそうだ。使用感は「ヌルヌルしたような感じ」(開発担当者)と、魚類特有の肌触りまで再現している。スピード社が体の締め付けを強化し、選手の姿勢を保たせることに力を注いだのに対し、ミズノ社は素材による抵抗の削減にこだわったようだ。
北島康介も「今までにない感覚で衝撃を受けた。水着が体を押してくれる感じ。ミズノの水着も世界に通用することを、僕が証明できたらいい。記録を狙うのが楽しみ」とコメントしている。
このカジキ水着での最初のレースは、先におこなわれた五輪代表選考会の日本選手権だが、北島康介は200メートルで今季世界最高の2分8秒84をマークして自己の日本記録を5年ぶりに更新している。オリンピック本番での活躍も期待できそうだ。
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